の外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』は、「脂の多い料理」について、20代~60代の男女1035人にアンケート調査を実施。
外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」にて結果を発表した。本稿では、その概要をお伝えする。
約4人に1人が「脂の多い料理が年齢とともに苦手になってきた・なった」
Q.焼肉のカルビや唐揚げ、天ぷらといった比較的脂の多い料理に対して苦手な感覚はありますか?
焼肉のカルビや唐揚げ、天ぷらといった比較的脂の多い料理について、「苦手な感覚はありますか?」という質問では、約4人に1人の23.5%が「年齢とともに苦手になってきた/苦手になった」と回答。
性年代別に見ると、男性は30代(23.2%)、40代(24.2%)が、女性では30代(31.2%)、60代(37.6%)が高めという結果になった。
■40歳前後が脂の多い料理が苦手となる分かれ目に
Q.脂の多い料理が苦手になったなと感じた年齢は何歳ですか?
(「脂の多い料理が年齢とともに苦手になってきた/苦手になった」と答えたn=243/単一回答)
「脂の多い料理が年齢とともに苦手になってきた/苦手になった」と答えた人に、「苦手になったなと感じた年齢」について聞いたところ、平均年齢は41.1歳という結果になった。
年代別では30代後半が12.8%、次いで40代前半が12.3%という結果に。40歳前後が苦手になるかどうかの分かれ目のようだ。
■年齢とともに苦手になってきた食べ物1位は「焼肉のカルビ」
『ホットペッパーグルメ外食総研』がピックアップした22品目で「年齢とともに苦手になってきた」と答えた人の割合を集計したところ、1位は「焼肉のカルビ」(26.1%)、2位「サーロインステーキ」(22.1%)と牛肉メニュー2品がランクイン。
8位の「豚骨ラーメン」、9位の「豚角煮」を除いた3位~12位までの8品は揚げ物という結果が得られた。
『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説
今回の調査で「脂の多い料理が苦手ではない」と約7割の人が回答しましたが、「年齢とともに苦手になってきた/苦手になった」と回答した人は23.5%と約4人に1人が「苦手」と感じていることがわかりました。
また「脂の多い料理が苦手になったと感じた年齢」の平均は41.1歳で、30代後半(12.8%)、40代前半(12.3%)がボリュームゾーンでした。「年齢とともに苦手になってきた食べ物ランキング」は「焼肉のカルビ」(26.1%)が1位、「サーロインステーキ」(22.1%)が2位と牛肉メニューが上位に入りました。
年末年始は仲間や親族と食事をする機会も多くなる時期。ついつい楽しみすぎて、翌日の体の重たさ、不調に後悔、なんてことがないように食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
調査概要
調査期間/2023年7月28日(金)~2023年7月29日(土)
調査方法/インターネットリサーチ
調査対象/全国20~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数/1035件(男性517件、女性518件)
関連情報
https://www.recruit.co.jp/
構成/清水眞希
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