JA熊本市酪農部会は16日、資材高騰や需要減で苦境が続く酪農家の支援を訴えようと、熊本市東区の同JA小山戸島支店で来店客に牛乳や啓発グッズを配った。
同部会によると、所属する酪農家はこの10年で34戸から半減。飼料や燃料の値上がりで経営が圧迫されている上、乳価上昇による買い控えも影響し、ここ数年で離農が加速しているという。同部会の中村栄作さん(53)は「赤字で引くに引けない経営者も少なくない。今までになく厳しい」と現状を危ぶむ。
この日は生産者や女性部の約20人が、同支店で開かれたマルシェでブースを設置。200ミリリットルのパック入り牛乳やカフェオレ、牛乳に関する知識をまとめた冊子を親子連れらに手渡した。真鍋義貴部会長(49)は「少しでも地元産の牛乳を飲む人が増えてくれれば」と期待を込めた。
受け取った近くの主婦(43)は「安心して飲める国産牛乳がなくなると困る。料理にも積極的に使いたい」と話した。(馬場正広)
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