チーズの製造時にできる副産物「ホエイ(乳清)」を使ったスポーツドリンクの開発に、淡路島を拠点に活動する社会人サッカーチームFC.AWJと、淡路島牛乳(南あわじ市市善光寺)が取り組んでいる。ホエイは、一般的なスポーツドリンクにはない特有のタンパク質を含み、運動後の栄養補給に優れているという。現在は同チームの選手らが試合後に試飲して風味などの調整を進めており、今夏中の完成、販売開始を目指す。(西竹唯太朗)
商品開発は、同チームの選手が「試合後、効率的に栄養を摂取できる飲み物はないか」と発案し、企画。チーズの製造開始に伴い、2020年からホエイを販売している同社に提案し、今回のコラボが実現した。
ホエイはチーズを作るときにできる液体で、タンパク質のほかカルシウムやビタミンなども含む。
新商品は、同社からホエイを仕入れた同チームが、洲本市で運営するカフェで開発を続ける。乳製品の風味に「淡路島なるとオレンジ」や島内産のハチミツなどもブレンドし、飲みやすい味に仕上げる予定。砂糖を使わないのも特徴で、運動していない人にも受け入れられやすくする。
飲み物に含まれるタンパク質の量は、プロテインなどに比べると低いが、吸収の速さが強み。同チームの岩脇力哉選手は「試作品を試したが、運動後だけではなく、運動中にも飲めるほどさっぱりした味わい」とアピールする。
商品名は「BARIBARI」(バリバリ)。「元気がばりばり出るように」というコンセプトで命名した。スポーツドリンクの開発に携わるのは初めてという同社の鳥井俊廣社長は「この商品を機に、淡路島牛乳のホエイのことを知ってもらえれば」と期待。同チームの三上昴最高執行責任者(COO)は「炎天下で運動する人はもちろん、幅広い層に飲まれる商品にしたい」と意気込んだ。
からの記事と詳細 ( 炎天下の栄養補給に…乳清を使ったスポーツ飲料開発へ 淡路島牛乳×FC.AWJ、新商品「バリバリ」 - 神戸新聞NEXT )
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