レーンを流れる瓶牛乳＝豊橋市植田町の中央製乳で
小中学校の給食用などの牛乳を製造する中央製乳（豊橋市）は十八日、七十余年続いた瓶牛乳づくりの歴史に幕を下ろし、最後の瓶牛乳を十九日の給食に届ける。夏休みを経て八月下旬以降の給食には、紙パックのみで牛乳を供給することになり、あちこちで惜別の声が上がっている。 （加藤壮一郎）
一九五一（昭和二十六）年に瓶牛乳の製造を始め、二年後から豊橋市の学校給食用に供給。これまで東三河の豊川、蒲郡、田原各市のほか、名古屋市南区や稲沢市を含む県内の小中学校に一日十万本を届けてきた。小中学校用に製造した瓶牛乳は七十年間で累計約六億八千万本に上るという。
同社によると、瓶牛乳打ち切りを決めた最大の理由は製造ラインの...
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