「下呂の名物になるようなメニューを考えてくれないか」。二〇〇一年八月のオープンから間もなく、飲食店組合の組合長(当時)から依頼を受けた。もともとやろうと思って温めていたアイデアを基に生まれたのが下呂牛乳ラーメンだ。
下呂牛乳は昔から給食で出るなどしていて、市民にはおなじみの味。鶏がらスープとブレンドし、内モンゴル産の塩で味を調える。半熟卵とのり、ニンニクチップ、バターなどをのせ、じっくり煮込んだチャーシューは口の中でとろける。まろやかでコクのある味になり「観光客の大半が注文してくれる」と店主の二村康彦さん(47)は説明する。...
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