山小屋をイメージしたという店内には木製家具が置かれ、「ジュー」という焼き音とともに広がる香ばしい肉のにおいが、食欲をかきたてる。
柏崎市出身の店主、高橋節雄さん(72)は高校卒業後、東京都内の洋食店や日本料理店などで腕を磨いた。26歳で帰郷し、バーを経営していた母に勧められ、市内に洋食店をオープン。ステーキの注文が相次ぎ、「こだわりのステーキで勝負しよう」と、1986年に専門店として現在の店を構えた。
メニューに並ぶ本格ステーキは150~600グラム(ヒレは450グラムまで)の注文が可能だ。約0度で10~15日間熟成させるなど保存に細心の注意を払い、酸化防止のため、注文を受けてから巨大な肉塊を切り分ける。
中でも人気なのが、豪州産のリブロース(150グラム、税込み1573円~)。「肉そのものの味が分かる一番良い状態で提供したい」と、塩こしょうで味付けし、じっくり弱火で焼いていく。おすすめの焼き具合はミディアムレア。余分な脂が落ちているので、大きい塊もすんなり食べられてしまう。
ニンニクを茎まで丸ごと使った「にんにくステーキセット」(150~450グラム、同2453~5060円)にやみつきになる客も多く、約20~25センチの牛タンを約5時間煮込んだ「牛タンのシチューセット」(同2530円)も絶品だ。
古希を過ぎ、「75歳まで頑張れたらいい」と笑うが、「ステーキにこだわったから、料理人として50年もやってこられた。お客さんの『食べたい!』に応え続けたい」と高橋さん。まだまだ意気軒高だ。
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