酪農が盛んな道東の鶴居村は２９日、臨時の村議会を開き、新型コロナで落ち込んだ牛乳の消費喚起につなげるため、すべての村民に２０００円分の牛乳の購入券を配ることを決めました。
業界団体によりますと、新型コロナウイルスの影響で全国的に牛乳や乳製品の消費が落ち込んだ結果、バターや脱脂粉乳の在庫が過去最高水準に積み上がり、酪農家への影響が懸念されています。
こうした中、酪農が盛んな鶴居村は、村民全員に１人２０００円分の牛乳や乳製品の購入券を無料で配布しようと、費用およそ５８０万円を盛り込んだ補正予算案を２９日の臨時の村議会に提案しました。
議会で村側は「地域を挙げて消費を喚起し、基幹産業である酪農業の経営安定を図らなければならない」と説明しました。
補正予算は全会一致で可決され、１２月中旬から配布されることになりました。
鶴居村の大石正行村長は「牛乳の消費喚起につなげるとともに、酪農産業に対する危機感が全道に広がってほしい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 牛乳の消費喚起へ 鶴居村が全村民に牛乳購入券の配布決定｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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