2021年5月17日 午後5時00分
福井県大野市産のサトイモ、野菜などで育てた豚を「越前おおの荒島ポーク」と名付け、生産者らがブランド化に取り組んでいる。安全安心にこだわった餌を食べさせた豚の肉は特有の臭みがなく、甘みがある。市内で販売が始まり、生産者は「より多くの人に味わってほしい。おいしさを分かってくれる人に協力してもらいたい」と期待している。
「荒島ポーク」は大野市吉の農事組合法人「安川ファーム」が生産している。豚熱が県内でも猛威を振るった2019年、約2キロ離れた場所で陽性のイノシシが捕獲されたが被害を免れ「奇跡の養豚場」とも呼ばれる。
豚は1日1キロ体重が増え、出荷までの期間に食べた餌で肉の味が決まるといわれる。このため飼育を始めた18年ほど前から餌にこだわり試行錯誤。大野の野菜や地下水、真名鶴酒造の酒かすを使い手作りした餌にたどり着き「豚肉特有の臭みが苦手」という安川美幸代表(64)も納得する肉に仕上がった。
市内初のブランド肉を目指し21年3月、生産者らで「越前おおの荒島ポークを育てる会」を発足。4月からは道の駅「越前おおの 荒島の郷」で精肉が販売され、同市陽明町のフレンチレストランでは部位ごとに調理法を変えた料理を提供している。オーナーシェフの村田勝俊さん(57)は「この豚の脂は香ばしく、融点が低いので胸焼けしない」と絶賛。地元食材や酒と組み合わせたメニューを考えている。
安川さんは「レストランに限らず、荒島ポークの良さを分かってくれる仲間に協力してもらい、たくさんの人においしさを届けたい」と話している。
からの記事と詳細 ( ステーキ絶品、臭みなく甘い「越前おおの荒島ポーク」 福井県大野市でブランド化進む - 福井新聞 )
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