道内で小中学校の臨時休校が続く中、給食用牛乳の生産が落ちこんでいます。十勝の広尾町は町内の児童や生徒への家庭訪問の際に担任の先生が牛乳を配る取り組みを始めました。
農林水産省によりますと、新型コロナウイルスの影響で小中学校の臨時休校が続いているため、道内での給食用牛乳の生産は例年に比べておよそ９割落ち込んでいます。
広尾町は酪農が盛んなことから以前から牛乳の消費を町民に呼びかけていて、ことしの小中学校の家庭訪問にあわせて児童に牛乳を直接配ることになりました。
１３日は午前中に給食センターで家庭訪問に向かう車に牛乳が積み込まれました。
この牛乳は臨時休校が決まったあとに役場が新たに購入したものだということです。
このあと担任の先生が児童の家をまわって家庭訪問を行いました。
家庭訪問では先生が体調や家庭での学習の進み具合について児童や家族に直接確認したあと、１人につき５００ミリリットルの牛乳を手渡していました。
５年生の齋藤成悟くんは「久しぶりに先生と宿題や家のことを話しました。牛乳をもらえてうれしいです」と話していました。
担任の保志元輝教諭は「牛乳を美味しく飲んで生活リズムを崩さないように過ごしてもらいたいです」と話していました。
広尾町では町内の小中学校が今月いっぱい休校することが決まっていて、１９日から小中学校と高校で分散登校を始めるということです。
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May 13, 2020 at 12:37PM
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“牛乳を飲んで”家庭訪問で配布｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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